ﾌｧｯｼｮﾝきもの いしばし　～きもの晴れ～

浜松市中区常盤町にある(株)二橋染工場の社長さん二橋教正さんによる
注染染めのワークショップが３月に開催されました。
（会場は当店いしばし）



・型を使うバージョン
　・鉄輪を使うバージョン　
　　　　　　　　　　　　　　　・フリースタイル　　　　　　の３種類を５回を
たくさんの参加者が入れ替わりながら制作していただきました。


まずは社長がデモンストレーション。
重ねた綿の生地に型を置き　糊を塗ります。
下準備は完了、染める部分の回りに糊で土手を作り、染料の漏れ広がりを防ぎます。




参加者たちが土手を絞り出します。



厚い土手で柄を囲むのは思いの外ムズカシく　綺麗にできない…
土手が途切れないように、集中力が必要でした…

次に染料を長い口のジョウロ(やかん)に用意。
ジョウロから出る色の違う水流が　綿生地の図柄の中に吸い込まれていきます。



違う色の水流が一瞬の混ざり合い、染み込み、あっという間に完成。
鮮やかな発色、注染の特徴あるグラデーションが
重ねた生地のちゃんと一番下まで染められていました。



次に、参加者も注染のそそぎを体験してみます。


まず、漏斗を両手にもてない!
同時に注ぐだけでも四苦八苦（笑）
社長がやると簡単そうなのに～
陰影を考えながら2色を注ぐのはやはりプロならではなんですね。

鉄輪バージョン


大小大きさの違う鉄の輪を白生地に置き、
好きな色を筒の中に注ぎ入れます。



綺麗な水玉ができあがり。

鉄輪の逆バーションも制作



鉄輪の部分以外をそめてみました。

フリースタイルでは土手で自由に絵を描き、染料をそそぎます。


染め上がったら、色止めをして終了。


大人も子供たちも　ワクワクと目を輝かせてチャレンジしていました。
オリジナルのてぬぐいが何枚も出来上がりました。
自分で染めた手ぬぐいはお持ち帰りできます

一枚の絵のなかに、意図する色を表現するのはとても難しい。
でも二つの水流からあらわれる色の妙はおどろきと楽しさをくれました。

たくさんの人に、そして子供たちにも　
素材をから　試行錯誤で物を作り　出来上がった物を使い続ける
　
一連の体験を通して　物作りと生活のつながりを感じてもらいたいです。

今回は手ぬぐいでしたが、いつか　ゆかたをみんなで染めてみたいですね。
水玉ドットなど　親子でペアの浴衣を作ってもかわいい　♪
希望があれば親子ゆかた染めワークショップもやってみようかと検討中です。

夏は注染を楽しめる季節がやってきました。
ワークショップも６月以降開催予定です。
お楽しみに～♪


ファッションきもの　いしばし
０５３－４５４－３３７１
http:www.1484kimonoya.jp/